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2006.01.15 青空

ぼんやりと飛行機が飛ぶ、空の彼方を眺めている。
ゆったりした雲の流れが何かを語りかけてくる。
雲ひとつない青空の行方は何処に行くのかな?
そんな僕は、いつも独り言を呟きながら
遥か彼方‘遠い空’を眺めている。
誰もがもしあの時、こうすれば良かったと
思うときってあると思う。

今から13年前
僕は21歳で彼女(ルミ)と同じ
デザインの専門学校に通っていた。
彼女は、クラスの誰よりもデザインのセンスに描(か)けていた。そして、みんなの憧れだった。

そんな春に近い頃、丘の上で‘青空の絵’を描いていたら
彼女が僕のもとへやってきて、
隣に座りポツリと呟いた・・・

『空の絵を描く人は、心が純粋な人が多いよね』

僕の完璧な人目惚れだった、
春夏秋冬・・・僕は彼女に恋をしていた。
だけど卒業を前にした2月、
突然彼女に、ニューヨークにあるデザインの会社に就職が決まった。


一足先に旅立つ彼女、見送る空港のロビーで

『ニューヨークなんて行きたくない』

彼女が僕に呟いた。
僕は、何も言えなかった。
本当は『行くなと引き止めたかった』
もし、あの時そう言っていったなら・・・・・・・・


今日も僕は、深夜まで仕事をしている。
今は、デザイン関係と全然違う仕事をしている。
パソコンと睨めっこしている僕に
隣の席の後輩の女の子が

『ナカムラさんは、恋人を作らないのですか?』

『全然モテないからだよ』

『ナカムラさん、いいパパになりそうなのに・・・』

『私、立候補しようかな』(笑)


今日も頭上には、多くの飛行機が‘青空の空’を飛んでいる。
遥か彼方、ニューヨークの空に届くかどうかは判らないけど


『ルミ、僕はもう一度恋をしていいかい?』


綺麗な青空が広がっている。
空は誰の物でもないと思う
誰にも、青空の空を色んな空に染める事が出来る。
例えそれがどんな空に染まっても・・・
また、昔みたいに僕は、青空を描けるかな?


『だって、綺麗な青空をまた描きたくなったんだもん』








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