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2013.07.31
ずっと僕には後悔と懺悔の心がある。
忘れたくても忘れられない出来事

それは・・・

小学生の頃、同級生の女の子に悪戯したときの事だ。

1学期が終わる頃、小雨が降っていた下校時の時
前を歩く二人組みの彼女らを発見し
僕から見たら派手で、子供ぽく見えない傘を持つ彼女が視線に入った。
白い花柄の大きな傘だった。
当時から僕は悪戯好きだったから
彼女の持つ傘を取上げ振り回し壊してしまった。
泣き叫ぶ彼女、僕は悪態を付いてその場から逃げた。

翌日、謝る事もせず1学期が終わる終業式の日
彼女が転校する事を聞かされた。

壊した傘がお母さんの形見の傘だった事を同級生から聞かされ
心がやけに痛んだ。

「謝らなければ・・・」

そう思っても、既に彼女はどこか違う街に行ってしまい
2度と逢うことが出来なかった。

今も忘れない出来事として
30年近く経ってもあの時の光景
彼女の涙が忘れる事が出来ない。


仕事が終わり高円寺駅へ向かう
一日中降っていた雨も少し止んできた。
家路に急ぐ人達に紛れ立川行きのホームに立つと

反対側のホームに
あの時、僕の壊した白い傘を持つ女性が反対側のホームに立っていた。

幻だろうか?
不思議な感覚に襲われていると
僕の視線に気が付き

そして、僕らは目と目で会話をした。

「あの時は、大事な傘を壊してゴメン」

「うん」

「お母さんの形見の傘って後で聞いた
 本当に壊してゴメン」

「もういいよ、昔の事だよ」

「それより・・・」

「それより?」

「何で私の事意地悪したの?」

「それは・・・」

「私の事好きだった?」

「・・・」


ほんの一瞬の煌きが
あの頃の情景を映しだす

‘間違いなく僕は君の事が好きだったんだ’

だから君の事を意地悪して
今も胸が痛んでいたんだ。

新宿方面の電車がやってくる
そして彼女は乗り込み
窓向こうで軽く会釈をした

雨が止んでくる
見上げる空がほんの少し微笑みかけてきて
自分が抱えていた罪悪感が少しずつ消えてゆく
‘光と影’が交差した

僕はただ見送るだけ

「君は昔と変わらず綺麗だった」
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