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RYU ROAD 2008 ‘The blue sky is always connected to you’ 20080512
遠くへ
今日もひとり 地下鉄に揺られ家路に急ぐ
初夏の風が暖かい
テレビは相変わらずのナイター中継
または、どの番組も同じようなクイズ番組が流れている。

気ままなひとり暮らしは楽に見える。
されど、窓に映る自分の姿を見ると寂しいものだ。
ひとり暮らしも もう6年になる。

別れた女房との間に子供がひとり。
来年は、中学生だ。

何故別れたんだろう?

時々、家を出た時の事を思い出す。
子供だったんだ。
何が不満だった訳じゃない
今も女房の事は尊敬しているし感謝している。

直ぐに帰るつもりで
乗った電車が止まらず

遠くへ 遠くへ・・・・・

気が付くと北陸の福井まで来ていた。

すべての物は女房に渡した。

あれから6年、僕は何を手にしただろう?
ただ、がむしゃらに働き 
休みの日は息を潜め
ホンの少しのため息の中 月の影に歌うだけさ

遠くへ 遠くへ・・・・・

ここまで来てしまった。

今日もひとり 温もりが欲しくなる夜もある。
ひとり言は 時に心を弱くさせる。

‘一夜だけの湿った肌’

僕の心はどこへ行くのだろう?
あてのないまま 空高く飛んでいるよ

1枚の家族写真は、
今日も女房と子供が
あの頃のまま 笑っている。

春も夏も秋も冬も
遠くへ 遠くへ・・・・・・
2008/05/12(Mon) | 短編小説 | トラックバック(0) | コメント(24) | page top↑
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