乾いた空から
果てしなく続く雲を見ている。
今日は、どこへ行くのだろうか?
ゆったりと 遥か遠く 東京の空までゆくかな?
僕は、島根の益田で小学校の先生をしている。
小さなホント小さな、小学校で
のどかな田舎で毎日教壇に立っている。
彼女は東京で、小さな出版社で働き
いつかの大きなチャンスに向けて懸命に働いている。
夢は物書きだそうだ。
大学の頃から付き合っているから
ふたりの歴史は長いかな〜
9年にもなるから 来年は10周年。
働き出すとあっという間だ。
最近、何よりも彼女の仕事が忙しい。
遠距離恋愛だから、ここ数年
ゆっくりと逢えず
一年に一度しか逢っていない。
‘逢えない分が愛を育んでいるかな?’
趣味が仕事になってきた彼女だ。
トビかタカだろうか?
上空を気持ちよく
風を捕まえ 青空を飛んでいる。
まるで、自由人だよね?
うらやましくて ずっと眺めている。
‘僕も鳥になりたいよ’
僕のひとり言は、君に届くかな?
携帯のメールが届く。
『元気?浮気してない?』
『残念〜街には子供とおばあちゃんしか住んでいないよ』
他愛もない会話は、いつもの事だ。
寂しそうに彼女は決まって
『私でいいの?』 と尋ねる。
僕の答えは、今も昔と変わらず
決まっている。
『of course』 (もちろん)
‘なぜなら 今も君に恋しているから。’
夏の空は、今日も熱く 陽は燃えている。
風が 今日も心地いいよ
‘The blue sky is always connected to you’
(その青空は、君の空と繋がっている)
何も心配する必要はない。
どんなに離れていても
遠い所にいても
君と僕は、青空が続く限り
いつまでも繋がっているのだ。
『僕はもう一度 恋をする事が出来るだろうか?
あれから 誰とも 恋をしていないよ・・・』
学生の頃、東京に住んでいた時がある。
もう20年前の話さ
酒屋を継いだ僕は・・・
今日も天守閣‘丸亀城’から眺める景色が綺麗だ。
遠く遥か、瀬戸大橋は見れて瀬戸内の海が見れる。
誰もがときに、海を渡り遠くへ行きたい時があるだろう?
嫌な事があったり
何か大きな決断をする時は必ずここへ来る。
遠い瀬戸内の碧い海を眺めているのが好きだ。
僕はこの街で生まれ、この街を愛している。
碧い海は、時に何かを呟いて来る。
‘そろそろ恋をしろよ?’
苦笑いしながら 今日も配達先を周る。
城下町を歩き
気さくな人たちとの会話が日常を包む
ゆったりした時間が時を刻んでゆく
そんな、いつもの街の曲り角を通った時
麦わら帽子の白いワンピースの女性が僕の目に映る。
‘誰かに似ている’
答えが分かっているのに
今も君を求め探している。
『ねぇ、もう誰かと幸せに暮らしている?』
似ている女性を見るとダメだね
目を追ってしまうよ
‘One is still ’(今もひとりなら・・・)
軽くつぶやいてみる。
今日も西風が優しく微笑んでくれる。
地平線の先には、何があるのだろうか?
そう、変わらない夏がもうじきやってくる。
僕は何も変わらない。
『今日も 静かな瀬戸内の海が綺麗だ。』
あれから 誰とも 恋をしていないよ・・・』
学生の頃、東京に住んでいた時がある。
もう20年前の話さ
酒屋を継いだ僕は・・・
今日も天守閣‘丸亀城’から眺める景色が綺麗だ。
遠く遥か、瀬戸大橋は見れて瀬戸内の海が見れる。
誰もがときに、海を渡り遠くへ行きたい時があるだろう?
嫌な事があったり
何か大きな決断をする時は必ずここへ来る。
遠い瀬戸内の碧い海を眺めているのが好きだ。
僕はこの街で生まれ、この街を愛している。
碧い海は、時に何かを呟いて来る。
‘そろそろ恋をしろよ?’
苦笑いしながら 今日も配達先を周る。
城下町を歩き
気さくな人たちとの会話が日常を包む
ゆったりした時間が時を刻んでゆく
そんな、いつもの街の曲り角を通った時
麦わら帽子の白いワンピースの女性が僕の目に映る。
‘誰かに似ている’
答えが分かっているのに
今も君を求め探している。
『ねぇ、もう誰かと幸せに暮らしている?』
似ている女性を見るとダメだね
目を追ってしまうよ
‘One is still ’(今もひとりなら・・・)
軽くつぶやいてみる。
今日も西風が優しく微笑んでくれる。
地平線の先には、何があるのだろうか?
そう、変わらない夏がもうじきやってくる。
僕は何も変わらない。
『今日も 静かな瀬戸内の海が綺麗だ。』
今日もひとり 地下鉄に揺られ家路に急ぐ
初夏の風が暖かい
テレビは相変わらずのナイター中継
または、どの番組も同じようなクイズ番組が流れている。
気ままなひとり暮らしは楽に見える。
されど、窓に映る自分の姿を見ると寂しいものだ。
ひとり暮らしも もう6年になる。
別れた女房との間に子供がひとり。
来年は、中学生だ。
何故別れたんだろう?
時々、家を出た時の事を思い出す。
子供だったんだ。
何が不満だった訳じゃない
今も女房の事は尊敬しているし感謝している。
直ぐに帰るつもりで
乗った電車が止まらず
遠くへ 遠くへ・・・・・
気が付くと北陸の福井まで来ていた。
すべての物は女房に渡した。
あれから6年、僕は何を手にしただろう?
ただ、がむしゃらに働き
休みの日は息を潜め
ホンの少しのため息の中 月の影に歌うだけさ
遠くへ 遠くへ・・・・・
ここまで来てしまった。
今日もひとり 温もりが欲しくなる夜もある。
ひとり言は 時に心を弱くさせる。
‘一夜だけの湿った肌’
僕の心はどこへ行くのだろう?
あてのないまま 空高く飛んでいるよ
1枚の家族写真は、
今日も女房と子供が
あの頃のまま 笑っている。
春も夏も秋も冬も
遠くへ 遠くへ・・・・・・
初夏の風が暖かい
テレビは相変わらずのナイター中継
または、どの番組も同じようなクイズ番組が流れている。
気ままなひとり暮らしは楽に見える。
されど、窓に映る自分の姿を見ると寂しいものだ。
ひとり暮らしも もう6年になる。
別れた女房との間に子供がひとり。
来年は、中学生だ。
何故別れたんだろう?
時々、家を出た時の事を思い出す。
子供だったんだ。
何が不満だった訳じゃない
今も女房の事は尊敬しているし感謝している。
直ぐに帰るつもりで
乗った電車が止まらず
遠くへ 遠くへ・・・・・
気が付くと北陸の福井まで来ていた。
すべての物は女房に渡した。
あれから6年、僕は何を手にしただろう?
ただ、がむしゃらに働き
休みの日は息を潜め
ホンの少しのため息の中 月の影に歌うだけさ
遠くへ 遠くへ・・・・・
ここまで来てしまった。
今日もひとり 温もりが欲しくなる夜もある。
ひとり言は 時に心を弱くさせる。
‘一夜だけの湿った肌’
僕の心はどこへ行くのだろう?
あてのないまま 空高く飛んでいるよ
1枚の家族写真は、
今日も女房と子供が
あの頃のまま 笑っている。
春も夏も秋も冬も
遠くへ 遠くへ・・・・・・
こんな思いは久し振りだ。
この歳でも
今も一途な想いに夢中になっている。
‘人を好きになる’
まるで少年のように
魔法に掛かっているように・・・
君に逢いたくて仕方がない。
9時41分発の便に乗り込み大分へ旅立つ。
そう、君の住む街へ
『君に逢いに・・・』
でも、家族がいるんだ互いに。
親との約束で地元に帰らないと行けない
君は3年前に、地元の人と見合いで結婚し
僕は2年前に同じく見合いで違う女性と結婚した。
出会いは、
10年前、君がまだ東京にいた頃、同じ会社で知り合った。
最初の印象は最悪だったよね?
君はかなりツンとしていたし
年下の僕を相手にしないって態度だった。
僕も苦手なタイプだったし・・・
そう ‘ひとつ上の彼女’ だった。
仕事は僕より遥か出来る人だった。
営業でチームを組まされる事も多く
ひとつの仕事を二人でやり終えた後
夏が来る前に、同じ夢を追いかけた。
忙しい東京で、
互いに背伸びをしながら
7年間の間、互いに幸せだった。
別れは突然、
向こうの両親が現れ
約束通り 君を連れて行ってしまった。
彼女は一人娘だったんだ。
目の前が真っ暗になったとはこの事だ。
荒れるように違う女性と恋に落ちても
僕の心は・・・
君を求めていた。
妻がいながらも・・・・・・・
どうしても抑えられない感情から
昨年の暮れ、電話を掛けた。
震える声も 懐かしい息遣い
そして 君の思いも僕の思いも
あの頃と変わらずに、
『Yes・・・・・』
互いに忘れようとしても忘れられない
捨てようとしても捨てられない想いがある。
静かな木々が詠っている。
通りに出て、名前を読んでみる。
街路樹がほら、優しく微笑んでくれる。
僕らの唯一の味方だ。
誰に認められなくても
答えは二人の中にある。
『Even if is not recognized by anyone; ...』
(誰に認められなくても・・・)
翌日、朝になると僕は君を残し
東京に帰る。
二人には、違う生活がまた待っている。
静寂の春の光が眩しい。
飛行機の窓から 大分の街が遠ざかる
『今度逢えるのはいつだろう?』
全国で桜が咲いている。
テレビを見ていると都心の方では
花見の映像、上野公園の夜桜が綺麗だ。
東北仙台に住む僕は
東京を離れて3年が経つ。
東京では不動産の営業を8年勤め
年老いた父の跡を継ぐためこっちに帰ってきた。
そう、家業は老舗の酒屋5代目だ。
仙台の青空は今日も綺麗だ。
広瀬川を少し歩き
休みの日、良く訪れる所がある
大好きな‘青葉城’だ。
僕の癒やしの場所である。
しばし、城内から仙台の街を見ていると
メールが届いた。
‘桜付きの写メール’だ。
相手は・・・
東京に住む元恋人だ。
毎年、桜が咲くと君は何も変わらず
写メールを届けてくれる。
そう、今年で3回目の満開の桜写真だ。
『綺麗な桜写真ありがとう、元気か?』
返信メールを届け
上空を見上げてみる
雲何ひとつない青空の中を
1機の飛行機がどこかへ飛んでゆく。
もしや、君の街へかな?
桜並木を歩く
こちらの桜はまだ咲いていない。
つぼみのまま・・・
ひとり言をつぶやいてみる
『君は誰かに華を咲かしているだろうか?』
良い恋をしていて欲しい。
僕には何もしてやれないから
目を閉じると
東京での暮らしを思い出す。
君の笑顔も桜の美しさも
その中を歩めた事も・・・・・
仙台で見る、ひとりでの桜は、
今年で3年目を迎える。
来週には桜が咲きだすだろう
でも・・・ひとり桜
『何で横に君がいないのだろう?』
僕は地方都市、栃木の足利に住んでいる。
今日も定時で仕事が終わり
いつもと同じ時間、家路へと急いでいる。
薄暗く光る夜の星は、今日も綺麗だ。
その星の周りを通り過ぎてゆく
夜間飛行機を見ている。
どこへ行くのだろうか?
北か南か、
それとも・・・・・
テレビはいつもと変わらない番組が放映されている。
ニュース番組もドキュメンタリーも
そしてドラマも
僕が見たいのは、その後のストーリー。
子供は、今日も遊び疲れたのだろう
可愛い寝顔をしながら寝ている。
頭を撫でながら
『Happiness is the first 』 (幸せが一番だ)
妻は共稼ぎで疲れた顔を僕には見せない。
そんな彼女に僕は頭が上がらない。
少し甘酸っぱいワインをふたりで乾杯をしながら
少し夜風に吹かれる。
頭上には、綺麗な星屑が輝いている。
幾千もの星の光が綺麗だ。
星の長い一生を考えたら
僕らの人生なんてあっという間だ。
時々思う。
人生、行き急ぐことはないんだ。
自分のペースで歩めばいい
無理にあせらず
そして、愛する人がそこにいれば
それだけでいい。
妻の顔を見る。
少しやつれてきたかな?
何気ない日常、いつも妻と子供がそこにある。
そんな日常を大切にしたい。
『綺麗だ・・・』
『星と私どっちが?』
『もちろん君の方だよ』
もしも 今も
ひとりで暮らしているなら
この夜空の星をみているかい?
酔わずにいられない夜もあるよ
寂しがりやさ 君がよく覚えてるだろう?
夢を失い、君をなくした事も
色褪せながら
毎日を忙しく生きている
まるで歯車の部品のような色になり
今日も夜遅くまで働いて・・・
でも、駆け巡る言葉は ひとつ
‘Yes, darlin' I want to meet you ’
もしも また
東京に戻ってくる事があるのなら
もう一度 やり直そう?
そんな馬鹿げた事を
今もひとり言のように つぶやいてしまうんだ
光を失い、自由をなくした事も
濁りながら
毎日を戦いながら生きている
偽善者になるような うわべにこだわって
今日も北風に吹かれて・・・・・
でも、駆け巡る言葉は ひとつ
‘Yes, darlin' I want to meet you ’
月の横にある星が
あぁ、夜空の光が増して微笑んでいる
巡りあいの中 今日も
ふたり きっと どこかで結ばれてる
あの星のように
『ほら、流れ星・・・・・』
そして、駆け巡る言葉は ひとつ
‘Yes, darlin' I want to meet you ’
二年振りに東京に大雪が降る。
僕らは明け方、ずっとその雪を眺めていた。
何年経っても
ふたり 寄り添いながら・・・
彼女との出会いはそう何十年前の大雪の日だ。
当時、僕はコンピューター関係の専門学生で、
彼女は、栄養士の学校に通う学生だった。
‘武蔵境’で、飲食店でバイトしている僕は
学校が終わると夜9時まで働いていた。
彼女の方は、近くの雑居路にある花屋でバイトをしていた。
その花屋の前を通ると
彼女が花に囲まれている姿が眩しかったのを覚えている。
その日は、朝から雪が降るぞという寒さ
予報でも大雪マークの日だった。
バイトが終わる頃、本格的に雪が降ってきた。
今もそうだが傘を持ち合わさない僕は
駅までびしょびしょのまま
急ぎ駅まで走っていった。
ホームは混雑していたのを覚えている。
しばらくしても電車が来ず
苛立ちを隠せず、駅の端の方に行くと
彼女が立っていた。
しばらくすると目と目が合った。
話しかけてきたのは彼女の方だった。
『店(花屋)の前を良く通りますよね?』
『近くでバイトをしているんだ』
それから打ち解けるように
色んな話をした。
趣味、学校の事、テレビの話題、家族、友人
昔の恋の話など
時間や寒さを忘れて・・・・・・
そして、電車が走り始めた頃
もう、ふたり ‘手を繋ぎ合っていた’
もし、あの日、雪が
大雪が東京に降らず、電車が止まらなければ
どうなっていただろう?
互いは互いを知らずに、
どこかで別々の人生を歩んでいたのかな?
そう思うと、大雪がふたりの運命を
何かの力に引っ張られながら
呼び込んでくれたのかも知れない。
雪がどんどん積もってゆく
今日も明日も ふたりには 何も変わらず
白い銀世界が広がってゆく
ほら、雪のワルツを踊りながら
『今も君に恋している』
僕らは明け方、ずっとその雪を眺めていた。
何年経っても
ふたり 寄り添いながら・・・
彼女との出会いはそう何十年前の大雪の日だ。
当時、僕はコンピューター関係の専門学生で、
彼女は、栄養士の学校に通う学生だった。
‘武蔵境’で、飲食店でバイトしている僕は
学校が終わると夜9時まで働いていた。
彼女の方は、近くの雑居路にある花屋でバイトをしていた。
その花屋の前を通ると
彼女が花に囲まれている姿が眩しかったのを覚えている。
その日は、朝から雪が降るぞという寒さ
予報でも大雪マークの日だった。
バイトが終わる頃、本格的に雪が降ってきた。
今もそうだが傘を持ち合わさない僕は
駅までびしょびしょのまま
急ぎ駅まで走っていった。
ホームは混雑していたのを覚えている。
しばらくしても電車が来ず
苛立ちを隠せず、駅の端の方に行くと
彼女が立っていた。
しばらくすると目と目が合った。
話しかけてきたのは彼女の方だった。
『店(花屋)の前を良く通りますよね?』
『近くでバイトをしているんだ』
それから打ち解けるように
色んな話をした。
趣味、学校の事、テレビの話題、家族、友人
昔の恋の話など
時間や寒さを忘れて・・・・・・
そして、電車が走り始めた頃
もう、ふたり ‘手を繋ぎ合っていた’
もし、あの日、雪が
大雪が東京に降らず、電車が止まらなければ
どうなっていただろう?
互いは互いを知らずに、
どこかで別々の人生を歩んでいたのかな?
そう思うと、大雪がふたりの運命を
何かの力に引っ張られながら
呼び込んでくれたのかも知れない。
雪がどんどん積もってゆく
今日も明日も ふたりには 何も変わらず
白い銀世界が広がってゆく
ほら、雪のワルツを踊りながら
『今も君に恋している』
疲れた身体 休ませてあげたい
しばし休息が必要なほど疲れている。
『毎日何故こんなに働くのだろう?』
今日もお決まりの夜遅くまでの残業だ。
3階のフロアーは、
僕の部屋しか灯りが点いていない。
身も心もクタクタさ
深夜の静寂から ラジオが流れてる。
どの歌も どの声も僕にとっては
無機質な物に聞えてしまう。
そんな僕が
目を閉じて想うのは・・・・・・
弱い僕が勝ってしまう時がある。
どこか 消えてしまうか
人間関係・愚痴・人生・・・・
すべてを投げ出したら
君は、僕をどう思うだろう?
携帯から君からのメールが届く
『夜遅くまでお疲れ様。ご飯は何を食べたい?』
君の優しさに 心が震える
疲れた身体も
十字路に迷い込む思いも
すべて 吹き飛ぶよ
家に帰るため地下鉄に乗り込む
色んな人がいる。
僕と同じように、夜遅くまで仕事だったのだろう。
顔を見れれば どの顔も疲れ切った顔をしている。
時折映る
電車の窓 自分の顔を見ながら
自分を見つめ直す。
持て余した心を諌めるように
僕だけではない
誰もが 人生と戦っているのだ。
そして、守るべき物があるだろう?
家のベランダから
今にも雪が降りそうな夜空を見ている
しばらくすると
今年初の雪が東京に降ってきた。
ふたり 雪のワルツを見ている。
『キレイ』
『君の方が綺麗だよ』
『嘘つき!!』
寄り添いながら 君の横顔を覗き込む
僕には君がいる。
『It is healed by your voice』
‘君の声に癒される’ そう、いつだって。
今日は、12月24日クリスマス・イブの日。
街のイルミネーションが眩しい。
世間じゃ祭日だね、
そんな休みの日だというのに
僕も彼女も夜遅くまで今日も仕事だ。
僕らは大学の頃からの付き合いで
今年のクリスマスで6年目になる。
僕らは社会に出て
彼女は大手のデパートに就職し売り場で働いている。
秋からは大宮の新店に配属され
最近では、売り場を管理する責任者になり
毎月休みが殆どないほど頑張っている。
僕の仕事は印刷屋の営業だ。
年末、この時期は暮れ・新年号の印刷物で
朝から晩まで忙しい。
みんなに言われるのだが
性格が似ているらしい・・・・・
顔もどこか似てきたなんて事も言われたりする。
考えている事も似ているのだろう
のんびり屋な所もだ。
ふっと・・・・・
こんなことを時々思う。
毎日逢っていた頃が子供なら
滅多に逢えなくなったが、今は互いを尊重し合い
忙しい生活の暮らしの中で
少しずつ大人になってきたのだろうか?
時計の針は、21時近くになり
何とか僕の今日の仕事もやり終えた。
急ぎ、地下鉄に乗り近くのスーパーへ向かい
余り物のケーキを買って
彼女のアパートへ向かう。
彼女は、まだ仕事を終えていない。
メールには
『遅くなりそう・・・』
夜遅く、テレビはまだクリスマス番組で盛り上がっている。
ひとりベランダに出て
タバコを吹かしながら星空を眺めている。
日がもう少しで変わる頃、走ってきたのだろう
ボサボサ頭の彼女が帰ってきた。
手には、僕が買ってきた同じようなケーキを持っている。
二人笑いながら
『買っているなら買ったと言ってよ』
僕は苦笑いしながら
『また、明日食べればいいよ』
彼女も笑いながら
『でも、選ぶケーキは一緒だね』
小さなケーキの上に
‘6本’のローソクを立て
僕らのクリスマスが始まる。
派手な演出も今年も無いけど
心で二人でクリスマスの唄を奏でている。
いつも見慣れているけれど
君の笑顔を見れれば それでいい
今年も来年も永遠に、
そう、君と変わらず唄うのだ
クリスマス・ソングを・・・
‘Merry Christmas’
僕は劇団員で、
毎日のように旅暮らしが続いている。
今日もバスに揺られ
次の公演先の山形・酒田へ
仙台から先程着いたばかりだ。
自由な時間が少しだけあり
僕は迷わず街に出た。
街を少し歩くと綺麗な‘最上川’が見える。
酒田という街には縁がある。
そう、昔の彼女が住んでいる街だ。
彼女は、僕と同じ劇団員だった。
ひとつ年が上だったが
地方出身の僕らはすぐに仲良くなった。
彼女は当時、主役の役が多く僕は脇の役が多かった。
劇団の顔役だった彼女はいつも輝いていたよ。
いつからか交際が始まったのだが
劇の中で少しずつ役を貰い、
僕にも人気が出てきた頃
僕は違う女性と浮気をした。
ほんのちょっぴりの出来心だった。
そんな僕に失望したのだろう。
彼女は、しばらくして劇団を辞め
僕の前から去っていた。
彼女の故郷、山形・酒田市。
雪景色がやけに綺麗だ。
今日の北街角は、誰になく
そう、心も熱い。
僕は‘酒田’と書かれた駅のホームを
ずっと眺めていた。
呆れるぐらいに・・・・・・・・・・
時計の針は、午後15時29分。
戻らなければならない時間だ。
ホテルに向かう途中
すれ違う女性と肩先がぶつかり合う。
『すいません』
顔は見なかったが、ひと言だけ謝り
何故か懐かしい香りが・・・
もう一度だけ、北街角‘酒田’と書かれた駅名を見る。
『元気に暮らしているだろうか?』
ひとりの女性が現れ、若い駅員さんに尋ねる。
『ここに、男の人がいませんでしたか?』
『いましたよ、ずっとそこに立ち
誰かを探しているように見えました・・・』
毎日のように旅暮らしが続いている。
今日もバスに揺られ
次の公演先の山形・酒田へ
仙台から先程着いたばかりだ。
自由な時間が少しだけあり
僕は迷わず街に出た。
街を少し歩くと綺麗な‘最上川’が見える。
酒田という街には縁がある。
そう、昔の彼女が住んでいる街だ。
彼女は、僕と同じ劇団員だった。
ひとつ年が上だったが
地方出身の僕らはすぐに仲良くなった。
彼女は当時、主役の役が多く僕は脇の役が多かった。
劇団の顔役だった彼女はいつも輝いていたよ。
いつからか交際が始まったのだが
劇の中で少しずつ役を貰い、
僕にも人気が出てきた頃
僕は違う女性と浮気をした。
ほんのちょっぴりの出来心だった。
そんな僕に失望したのだろう。
彼女は、しばらくして劇団を辞め
僕の前から去っていた。
彼女の故郷、山形・酒田市。
雪景色がやけに綺麗だ。
今日の北街角は、誰になく
そう、心も熱い。
僕は‘酒田’と書かれた駅のホームを
ずっと眺めていた。
呆れるぐらいに・・・・・・・・・・
時計の針は、午後15時29分。
戻らなければならない時間だ。
ホテルに向かう途中
すれ違う女性と肩先がぶつかり合う。
『すいません』
顔は見なかったが、ひと言だけ謝り
何故か懐かしい香りが・・・
もう一度だけ、北街角‘酒田’と書かれた駅名を見る。
『元気に暮らしているだろうか?』
ひとりの女性が現れ、若い駅員さんに尋ねる。
『ここに、男の人がいませんでしたか?』
『いましたよ、ずっとそこに立ち
誰かを探しているように見えました・・・』

